BLACKLINE導入例:ハベル14カ国に広がるビジネス拠点で内部統制強化と業務標準化を実現

「BlackLineの導入後は、経理業務の大半が自動化され、業務の質が向上し、質の高い報告書を出すことができるようになりました。
監査部門から非常に高い評価を受けています。」
―マーク・クーリス氏 ハベル社 電力部門経理部長補佐

業界
製造業
地域
グローバル
導入時期
2014年
基幹業務システム(ERP)
SAP
ユーザー数
215
導入ソリューション
Intercompany Hub, Account Reconciliations, Task Management
業務上の効果
内部統制強化と業務の標準化/経理プロセスの可視性の向上/業務リスクの軽減/正確でタイムリーな会計処理

ハベル社は、住居・非住居施設や工業施設、公共施設など幅広い分野で利用される、質の高い電気・電子製品を製造するグローバル企業です。2015年の収益は34億ドルにのぼり、米国、カナダ、スイス、プエルトリコ、メキシコ、中国、イタリア、英国、ブラジル、オーストラリア、アイルランドに製造拠点があります。台湾と香港で合弁事業にも参画しており、シンガポール、中国、インド、メキシコ、韓国および中東諸国に営業所を置いています。

経営課題

世界14カ国にまたがる製造拠点、合弁事業、営業所を効果的かつ効率的に管理するには、会社間取引や照合ステータス、債券格付など、あらゆる経営情報にリアルタイムにアクセスできる必要があります。

ハベル社では、月末決算プロセスと財務諸表の日々の照合作業が社内の事業部門間で標準化されておらず、リアルタイムの確認とトラッキングはほぼ不可能でした。

親子会社間や関連会社間における貿易および貿易外取引がグループ内で集中管理されていないため、重複入力やマニュアル対応などの業務負荷がかかり、会社間取引のルールも不明瞭で、為替レート変動にも迅速に対応できないといった問題が生じていました。

「経営情報は完全に見える化されていませんでした。」ハベル社の電力部門経理部長補佐のマーク・クーリス氏は次のように説明します。「本社経理部が照合結果や勘定残高を確認したければ、各拠点の経理チームに問い合わせるしかありませんでした。経理チームは世界にまたがる組織ですから、時差の問題もあり、確認作業は非常に困難でした。」

経営情報をリアルタイムに確認できないばかりでなく、会社全体が社内規定を守り、あるべき手順で業務を行っているかどうかの確認さえままなりませんでした。「役員たちは、重要な決算情報をリアルタイムに確認することができないまま、当局に提出する書類に署名せざるを得ない状態でした。問題があるのはわかっていたのです。BlackLineのおかげで、その問題を解消し、もっと付加価値のある業務に注力できるようになりました。」とクーリス氏は述べます。

BlackLine選択の理由

クーリス氏のチームは、決算プロセスの標準化、自動化、簡素化を実現すると同時に、グローバルな会社間取引の可視性を高めることができるソフトウェアソリューションを探しました。候補はBlackLineともう1社の2つに絞られました。

「もう1つのソフトウェア会社は、担当者の要望に応じて機能を残すなど、御社のニーズに合わせていろいろカスタマイズできますよ、と提案してきました。しかし、私たちはまさにそれを避けたかったのです。米国も中国もその他の各国も、すべての担当者に同じやり方で作業してほしかったのです。担当者の好みに合わせてプロセスを変えられることは望んでいませんでした。」とクーリスさんは言います。「一方、BlackLineが提案してくれたのは内部統制強化と業務標準化でした。一点の曇りもないバランスシートを確実に作成するには、それが何より重要だったのです。」

BlackLineをパートナーにするという決断においては、BlackLineがカスタマーサービスと継続的なイノベーションを重視している点も評価しました。「BlackLineコミュニティは、BlackLineがいかに顧客の要望やニーズに応えることに力を入れているかを示す格好の例です。BlackLineの導入に当たっては、製品を購入して終わりではないと確信していました。当社の会計プロセス全体を、始めから終わりまで改善するための投資であり、BlackLineとパートナーになるのだ、と。」

導入の成果

内部統制強化と業務の標準化: BlackLineの導入前は、会社間の取引や承認に関する全社的なルールがありませんでした。BlackLineを導入した現在、地域や言語、通貨を問わず、全ての事業部門で会計業務プロセスが標準化されています。

ハベル社内では、勘定照合のプロセスが各拠点ごとに大きく異なっていました。「BlackLineは当社の内部統制を強化してくれました。要は、標準化と簡素化です。BlackLineを導入したおかげで、世界中どこからでも、同じ方法で勘定照合ができるようになりました。」とクーリス氏は説明します。会社間取引の種類、法人間の関係、記帳前に取引を承認・却下する機能がIntercompany Hubに設定されています。「部内ではSAPやOracle Hyperionだけでなく、BlackLineも話題に上るようになりました。
今やBlackLineは当社の文化の一部です。」

経理プロセスの可視性の向上: 経理部ではBlackLineを導入してから、経理処理がどこまで進んでいるかを即座に確認できるようになりました。時差のある地域や国外にある事業部門からの報告を、何時間も待つ必要はもうありません。「リアルタイムの可視性を実現できました」とクーリスさんは言います。

業務リスクの軽減:約40の事業、100の法人、5,000のGL勘定、200人のユーザーにBlackLineを導入したことにより、ハベル社では業務プロセスの一貫性だけでなく、全体的な正確性も向上しました。クーリス氏は次のように説明します。「以前は各事業・法人の元帳からデータをエクスポートして、Oracle Hyperionにアップロードしていたため、数値を改ざんされるリスクが常にありました。BlackLineの導入後は、経理業務の大半が自動化され、業務の質が向上し、質の高い報告書を出すことができるようになりました。監査部門から非常に高い評価を受けています。」会社間仕訳は、取引を行った両社の帳簿に正しい通貨で自動的に入力されるため、SAPでリアルタイムの記帳と検証ができるようになりました。

正確でタイムリーな会計処理: 経理プロセスが拠点によってばらばらだったため、クーリス氏のいる経理部では、会計担当者の業務品質はほとんど可視化されていませんでした。「BlackLineの導入以前は、各担当者がやるべき業務をきちんと遂行しているかどうかがわかりませんでした。照合結果や、勘定残高を確認するための報告書を見ても、満足いくものではなかった。それぞれが同じ業務を違う方法で行っていて、説明を求めてもすぐに出てくることは稀で、仕事量は増えるばかりでした。BlackLineの導入後は、内部統制が強化されました。」今では、ハベル社の会計担当者は正確かつ期日通りにを業務を遂行しています。