BLACKLINE導入例:NASDAQ業務と新規事業者の参入を合理化、業務と新規事業者の参入を合理化

「BlackLineを導入してから、年間のレビュー回数が4回から2回になりました。四半期末までレビューされなかった
ことが毎月チェックされるようになった結果、四半期ごとの財務報告をより迅速かつ正確に作成できます。」
―マイク・ガルス NASDAQ財務経理担当副社長

業界
金融
地域
グローバル
導入時期
2013年
基幹業務システム(ERP)
オラクル
ユーザー数
177
導入ソリューション
勘定照合
業務上の効果
正確性の向上/組織全体での基準を確立/可視性と透明性の向上/新規参入への対応/会計業務担当者の作業負荷を軽減し、分析や不一致点対応に注力

1971年に電子株式市場の先駆けとして開設されたNASDAQ(ナスダック)は、以来、グローバルな組織へと拡大し、複数の取引所、技術的ソリューション、投資家向けと一般向けの広報活動を含めた法人向けサービスを提供しています。

ビジネス上の課題

NASDAQは世界中にフットプリントを広げ、6大陸の26カ国で事業展開をしています。拡大は組織戦略の優先事項である一方、成長に伴って日々の会計業務や運用の複雑性が大幅に増してきました。NASDAQのマイク・ガルス財務経理担当副社長によれば、「NASDAQは世界規模で展開しており、世界の至る所に顧客がいます。そのため、様々な異なる企業と歩調を合わせる必要から、財務経理のリソースに負荷がかかっていました」といいます。

当時、財務経理部門はExcelベースのテンプレートとマクロで照合に対応していました。「手作業の多い、非常に煩雑なプロセスでした。標準化されていない部分が多いため、情報をまとめるのに苦労していて、特にサポートの程度や基準がばらばらのExcelファイルを検索しなくてはならない場合は大変でした。内外の監査人から、プロセスを統制するように強く求められてもいました」

BlackLine選択の理由

照合プロセスの効率化と自動化に向けた取り組みが始まり、その先頭に立ったのが前の職場でBlackLineを利用した経験のある会計業務担当者たちでした。「プロジェクトに参加して照合プロセスを見てみると、ある改善策を使えることに気づきました」と、NASDAQの統合強化担当ディレクターのデイジー・ピトレさんは言います。「前の勤め先でBlackLineの導入に関わったことがあったので、もっといいやり方があると知っていたのです」

NASDAQのグローバル統合強化マネージングディレクターのデニーズ・ゼレガさんによれば、「デイジーはこのソリューションについてとても詳しかったので、私たちの側からはごく簡単なことに思えました。当事者意識をもって導入を推進しました」

担当チームは3カ月の導入期間を経て、アメリカ国内だけでなく国外の事業所にもシステムを展開しました。ガルス副社長は次のように語っています。「ほんのわずかな労力で組織全体でかなり大幅な改善を実現できたことは、BlackLineを選択したことが正しかった証です。導入はそれほど難しくありませんでした。システムの切り替えは難しいと思っている潜在的なユーザーにとって、これは間違いなく付加的なメリットです。私たちの場合、これといった苦労はありませんでした」

導入の成果

四半期ごとの照合を月ごとに変更し、財務の正確性を向上:これまでのスプレッドシート式のプロセスは非常に煩雑で、照合のレビューは四半期に一度しかできませんでした。プロセス全体を自動化することにより、現在では毎月5,000件の照合を処理できるようになりました。ガルス副社長によれば、「BlackLineにしてから、年間のレビュー回数が4回から12回になりました。四半期末までレビューされなかったことが毎月チェックされるようになった結果、四半期ごとの財務報告をより迅速かつ正確に作成できます」といいます。

組織全体で基準を確立:組織全体で基準を確立: 組織全体で一貫性のある照合ができるようになり、基準が確立されました。「すべてのものを同じ方法で作成できるようになりました。今では決算発表前の非常に早い段階で、組織の貸借対照表全体が我々のポリシーに従ってレビューされ、作成されたという確信を経理責任者に与えることができます」とガルス副社長は言います。

場所を問わずすべての会計業務担当者と監査人に対して、グローバルな可視性と透明性を向上:会計業務担当者は――そして内部および外部の監査人も――世界のどこからでもBlackLineにアクセスできます。「会計業務担当者が特定の拠点に縛られることがなくなりました。BlackLineはどこからでもログインして作業を完了できるので、非常に便利です」とガルス副社長は言います。

さらに、内外の監査人に提出する書類を担当者が集めて作成する必要もなくなりました。「大幅に時間を節約できています。私たちがデータを抽出しなくても、監査人が直接BlackLineにアクセスして各項目を調査すればいいのですから」

新規参入への効果的な対応が可能に:BlackLineを利用すれば、新規の事業者をより迅速にネットワークに接続して迎え入れ、事業部門とシームレスに連携することができます。「財務部門が事業部門をサポートし、パートナーとして協力できるように力を尽くしています。事業部門にとって財務をできるだけ簡単にし、障害にならないようにしたいのです」とガルス副社長は言います。

「以前は、新しい事業者を照合プロセスに取り込むのに1カ月ほどかかっていましたが、今ではほぼ即時にできます。登録と設定をして、有効にするだけでいい。経理責任者も、契約がまとまったらすぐにシステムに取り込んで、NASDAQの方針に沿って管理していると確信できます。ビジネスパートナーの皆さんにとっても、手元の操作だけでよりよい情報を迅速に入手できるので、業務管理の効率向上に役立っています」

会計業務担当者を手作業のデータ入力から解放し、分析と不一致点対応に注力:BlackLineは照合プロセスを自動化・標準化し、担当チームが真に現代的な財務を実践できるようにします。ピトレさんは次のように語ります。「私にとって現代的な財務とは、日常的な作業を可能な限り自動化することです。BlackLineを導入すれば、何かが起きたときに単にそれを記録するのではなく、なぜそれが起きたかを調べる時間ができます。BlackLineのおかげで、日常業務の中で分析や創造的な仕事に使える時間が増えました。時間と考える余裕ができたことで、どうすれば組織にもっと価値を加えられるかが見えてくるのです」