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ブラックライン、 決算業務の属人化からの脱却と、可視性、効率性 の向上を実現する業務基盤としてアスクルにサービス提供を開始

ブラックライン、 決算業務の属人化からの脱却と、可視性、効率性 の向上を実現する業務基盤としてアスクルにサービス提供を開始 〜決算業務のデジタル化で効率化と統制強化を推進し、経営の意思決定支援へのリソースシフトを支援〜

クラウド型経理業務変革プラットフォームを提供するブラックライン株式会社(日本法人:東京都港区、代表取締役社長:宮﨑盛光、以下「ブラックライン」)は、アスクル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:吉岡晃、以下「アスクル」)へ、決算プロセスをデジタル化し、グループの経理業務の標準化、効率化と統制強化を実現する業務基盤として「BlackLine」を提供したことを発表します。

採用の背景

アスクルは、1993年3月にオフィス用品を「明日(あす)お届けする」ことをお客様に約束した通販事業を開始しました。創業以来、着実な成長を遂げ、現在ではオフィス用品のみならず、あらゆる仕事場とくらしの必需品やサービスを届けるまでに事業を拡大しています。

近年では地球環境への貢献も重視し、2025年5月期を最終年度とする中期経営計画において、高収益モデルへの変革などの事業推進のテーマに加えて、資源循環プラットフォームの構築など環境課題の解決を事業と一体化して取り組んでいます。また、2023年には経済産業省と東京証券取引所が選定するDX銘柄にも指定されており、強みである“高速物流”をさらに進展させるために事業推進のプラットフォーム改革を推進しています。

アスクルでは、在庫管理や物流では最先端デジタル技術の活用が進んでいるのに対し、他の多くの企業と同様、経理業務の本格的なデジタル化はこれからであり、限られたリソースでアスクルの成長シナリオに対応すべく経営層や事業部門により付加価値の高いサービスを提供するために、グループの経理業務の効率化と統制強化が大きなテーマとなっていました。

BlackLine導入の狙い

アスクルの経理財務部門では、こうした課題を解決するために、業務負荷が高く手作業への依存度が高い決算業務のデジタル化が有効かつ必須であると判断し、2023年12月、決算業務のプラットフォームとして国内外で実績のあるBlackLineの導入を決定しました。

BlackLine導入の主な狙いは以下の通りです。

  • 決算業務の属人化からの脱却

決算の各タスクの業務手順の明文化と可視化による共有を進め、タスク実行のログをシステムに記録することで、業務の標準化と改善サイクルの推進に寄与する業務基盤を構築する。

  • 決算プロセスの可視性の向上

決算タスクを共通の業務基盤で実行することで、決算の進捗状況や個⼈別の業務負荷をリアルタイムに可視化する。

  • 決算業務の効率性の最大化

決算に関連する情報を一元化し、業務マニュアルを整備・共有することで、決算タスクに必要な情報へのアクセシビリティを高め、業務品質の底上げによる均一化とタスク処理の迅速化を図る。

プロジェクトのスケジュールと期待効果

・導入会社:アスクル本体

・導入モジュール:タスク管理

・導入スケジュール:2024年1月 ~ 2024年3月度月次決算より本番運用開始

・期待効果:

・決算の進捗管理の効率化

  -決算進捗のリアルタイムでの可視化による管理工数の削減と管理品質の向上

-個人別業務負荷の可視化による決算タスクの遅延防止と担当者間の負荷の平準化

・決算業務の効率化

-決算に必要な情報へアクセスするコスト(工数・時間)の削減

-関連タスクの進捗の可視化による不要な待ち時間や手戻りの解消

・ナレッジやノウハウの集積と形式知化による業務の標準化と品質向上

 

今後の展望として、タスク管理以外のモジュールの導入も検討していますが、時期については未定です。

アスクル株式会社 取締役CFO 玉井継尋氏 は次のように述べています。

「アスクルは、2025年5月期までの中期経営計画のテーマである『オフィス通販からのトランスフォーメーション』を成し遂げることによって、すべての仕事場とくらしを支えるインフラ企業へと変化しています。お客様の必要とする商品やサービスを進化させる為、新規事業展開に向けたM&A等の施策を推進するにあたり、コーポレート部門ではジョブローテーション等により経営の意思決定をサポートする人材の育成が急務ですが、複雑化・属人化している業務が一つの課題となっていました。この様な状況の中、経理財務業務の可視化・標準化を進める為、BlackLineの導入を決定しました。適切な業務工数の把握・効率化する事で本来の高付加価値の業務へシフトし、コーポレート部門の組織改革・DX化を加速することを大きく期待しています。」

ブラックライン株式会社 代表取締役社長 宮﨑盛光は次のように述べています。

「アスクル様が、経理業務の基盤としてBlackLineを採用いただいたことを大変嬉しく思います。世界経済の先行きの不透明感が一段と強まる中、経営の羅針盤を担う経理部門への期待はますます大きくなっています。しかし、多くの企業の経理財務部門では人材不足が常態化し、属人化と高負荷な状況からの脱却が喫緊の課題となっています。BlackLineは、最も業務負荷の高い決算プロセスを中心に、経理業務の大幅な効率化と標準化、統制強化を実現します。これからも、経理財務部門の人材価値の向上と生産性の向上を果たすべく、アスクル様のデジタルを活用した業務変革の進展に貢献して参ります。」

【アスクル株式会社について】

アスクルは、事業所向け通販「ASKUL」と個人向け通販 「LOHACO」を手掛けるEC企業です。全国10拠点の自社EC物流センターから、全国に「明日来る」を実現しています。「ASKUL」ではあらゆる仕事場に向け、文具・事務用品、生活用品、家具から、製造業や建設業向けの専門用品、医薬品・医療機器などの医療材料まで、1,260万点以上の商品をご提供。「LOHACO」では飲料・食品、洗剤・キッチン用品、医薬品、コスメなどの日用品から、ペット用品、インテリアのほか、LOHACOオリジナル商品まで、幅広いラインナップの商品をお届けしています。近年は「エシカルeコマース」の実現を掲げ、社会課題解決に向けた循環型商品の開発や商品廃棄削減への取り組みを強化しています。

【ブラックラインについて】

ブラックラインは経理業務プロセスの可視化、標準化、自動化、統制強化を実現する経理業務変革プラットフォーム「BlackLine」を提供しています。世界130か国以上、約4,400社の企業、385,000 を超えるユーザーに利用されており、特に決算業務を中心に、既存の会計システムなどでカバーされない手作業をデジタル化することで、経理人材のスコアキーパーからビジネスパートナーへのシフトを支援します。また如何なる環境でも持続可能かつリアルタイムにグループ全体の経理データが可視化されることで、ガバナンス強化や経営の意思決定の迅速化に貢献します。詳しくはwww.blackline.jpをご覧ください。

 

【ご参考:BlackLineを構成する6つのモジュール】