BLACKLINE社がRIMILIA社を買収、AIを活用した売掛金自動化をモダンアカウンティング・プラットフォームに追加
買収により、会計監査室に欠かせない自動化プラットフォームとしての
地位を強化。
BlackLineが獲得可能な市場規模を拡大する。
ロサンゼルス、ロンドン – 2020年10月2日 – 経理自動化ソフトウェアのリーダーであるBlackLine社 (Nasdaq証券コート: BL)は本日、売掛金(AR)の自動化とデジタルトランスフォーメーションを実現するAIを活用したクラウド型プラットフォーム、Rimilia社を買収したことをお知らせいたします。BlackLineはRimiliaと共に、キャッシュライフサイクルの完全な自動化推進、およびデータの更なる完全性の保証を通じて、会計監査への対応を強化していきます。買収により隣接する分野でのBlackLineの機能が拡充し、財務決算自動化に加えて売掛金の自動化も可能になり、財務経理の変革とモダナイズに向けて、より大規模で長期的な計画策定が加速されます。
英国に本社を置くRimiliaは、売掛金自動化ソリューションのトッププロバイダーであり、企業によるリアルタイムのキャッシュフロー管理と資金回収を可能にします。このSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)プラットフォームは、人工知能と機械学習を活用して、資金の回収・配賦の自動化を通じてorder-to-cashプロセスを簡潔化します。当日中の資金配賦により、売掛金回収期間が劇的に短縮し、運転資本が増加し、大幅なコスト節減につながります。大規模・中規模企業向けに構築された、ほぼ全てのERP、銀行、為替プラットフォームと連動可能なRimiliaは、主にバーティカルな市場における有力な企業で採用されています。
BlackLineのプレジデント兼COO(最高執行責任者)であるマーク・ホフマンは、次のように述べています。「ほとんどの企業は、時代遅れの反復的な手作業プロセスを使って、order-to-cashを管理しています。当社の顧客やパートナーは長い間、もっと効率的な資金・流動性管理を実現するソリューションを求めてきました。現在の厳しい経済情勢では、これがとりわけ欠かせません。今回の買収は、こうしたニーズに対応し、会計監査に欠かせないプラットフォームとしてのBlackLineの立場をさらに強固にするものです。Rimiliaは、顧客に大きな価値を生み出してきました。私たちは、Rimiliaが生み出した勢いに乗って新たな市場に進出し、当社が対象とする市場規模を拡大できることを喜んでいます」
売掛金市場は、買手が同じで問題点も共通しているという意味で、財務決算に隣接する領域です。加えて、パンデミック発生を受けて、キャッシュフロー最適化の重要性が高まっています。
2021年1月1日付でBlackLineのCEO(最高経営責任者)に就任予定のハフマンは、こう付け加えます。「売掛金が唯一にして最大の資産という状況で、現在、多くの企業の監査人とCFOは、運転資本を増やしリスクを軽減するRimiliaの機能に、熱い視線を注いでいます」
Rimiliaのケビン・キンバーCEOは、次のように述べています。「RimiliaとBlackLineには、インテリジェントな自動化を通じて財務経理のデジタルトランスフォーメーションを推進するという、共通のビジョンがあります。BlackLineは、その事業規模を通じて、Rimiliaのプラットフォームの採用をさらに促し、当社の顧客に新たな価値を提供してくれるでしょう。同時にRimiliaは、BlackLineを補う形で会計監査室のニーズに応えられます。当社の売掛金自動化プラットフォームは、よりスピーディで正確な意思決定を可能にします。既にモダンアカウンティングのメリットを経験している、多くのBlackLineのクライアントをサポートできるのを、楽しみにしています」
BlackLineは、2020年10月2日にRImiliaの買収手続きを完了しました。取引条件に基づき、BlackLineは現金1.5億ドルでRimiliaを買収し、うち1.2億ドルは取引実行時に支払い、残る3000万ドルは、一定のアーンアウト条項をみたした時点で支払います。BlackLineは、手許現金で買収資金を調達しました。第3四半期の業績に大きな影響はありません。買収による財務面の影響について、詳しくは2020年10月29日(木)の第3四半期業績説明会でお知らせいたします。さらにBlackLineは、11月17日(火)~19日(木)に開催される年次ユーザー会合BeyondTheBlack™ 2020: The Modern Accounting Virtual Experience で、BlackLineコミュニティにRimiliaを紹介いたします。
【BlackLineについて】
BlackLineは大企業、中堅企業の決算業務やその他の主要な経理財務プロセスの自動化、集中化、合理化を通じ経理財務業務に変革をもたらす、クラウド型ソリューションを提供しています。同社は、米国ロサンゼルスに本社を置き、ロンドン、シンガポール、シドニー等に支社を構えています。また、ガートナーが発表した「2019 年クラウド決算業務ソリューションのマジック・クアドラント」でリーダーに位置づけられ、経理財務管理・自動化クラウド市場のパイオニアと評価されています。SAP、Oracle、NetSuiteといったERPなどの経理財務システムを補完するために設計されたソリューションであるBlackLineは運用効率の向上、リアルタイムの可視化、統制およびコンプライアンスの改善の実施によって、単一の統合クラウドプラットフォーム上でエンドツーエンドの決算業務管理と経理自動化が可能となります。導入企業を旧態依然としたプロセスとポイントソリューションから脱却させ、リアルタイムの自動化や統制、期末処理が日常業務に統合された継続的な経理モデルへと変革させ、自動化による経理財務業務の近代化を支援することで、より正確で洞察に富んだ決算報告書の作成と更に効率的な決算処理を実現します。世界各地にユーザーを抱える3,000社以上の企業がバランスシートの健全性と決算報告書の信頼性を確保するためBlackLineを導入しています。詳しくはwww.blackline.jpをご覧ください。
【BlackLineの将来予測に関する記述】
このリリースには、1995年私募証券訴訟改革法で定義される将来予測に関する記述が含まれています。場合によっては、「かもしれない」「だろう」「べきだ」「可能性がある」「期待する」「計画する」「予測する」「信じる」「推測する」「予想する」「意図する」「可能性」「するつもりだ」「継続する」「持続的な」または、これらの単語の否定形や他の同等の用語によって、将来予測に関する記述を特定することができます。このリリースの将来予測に関する記述には、当社の成長計画や機会に関する記述が含まれます。
本リリースに含まれる将来予測に関する記述は、BlackLineの現在の計画、見通し、予測に基づくものであり、それらの計画、見通し、予測が実現することを表明するものではありません。将来予測に関する記述は、その記述がなされた時点の情報に基づくか、または将来の出来事に対するその時点での経営者の誠実な信念および想定に基づくものであり、リスクや不確実性が含まれます。これらのリスクまたは不確実性が現実化するか、想定が誤っていると判明した場合、実際の業績または結果が、将来予測に関する記述で表明または示唆されたものと大きく異なる可能性があります。このリスクおよび不確実性には、当社が戦略遂行、新規顧客の誘致、新たな地域への進出、新たな機能とソリューションの開発、リリース、販売を行う能力に関連するリスク、および当社年次報告書Form 10-Kの「リスク要因」の見出しに記されたリスクをはじめ、当社が適宜、米国証券取引委員会に提出する他の書類に記載された他のリスクや不確実性を含みますが、これらに限定されません。追加的な情報は、当社の四半期報告書Form 10-Qにも記載されます。
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本プレスリリースは本社が10月2日に発表したものの日本語翻訳版となります。原文はこちらをご覧ください。
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