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アビームコンサルティング、グローバルビジネスの拡大を支える 財務経理の業務基盤としてブラックラインを稼働

アビームコンサルティング、グローバルビジネスの拡大を支える財務経理の業務基盤としてブラックラインを稼働

〜会社の持続的な成長に寄与するサステナブルな財務経理組織を目指し、一部業務で約70%の工数削減に成功~

クラウド型経理業務変革プラットフォームを提供するブラックライン株式会社(日本法人:東京都港区、代表取締役社長:宮﨑盛光、以下「ブラックライン」)は、アビームコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鴨居 達哉、以下「アビームコンサルティング」)が、グローバルビジネスの拡大に対応する財務経理の業務基盤として「BlackLine」を導入し、稼働したことを発表します。

【導入の背景・経緯】

アビームコンサルティングは、40年以上にわたり、日本発、アジア発のグローバルコンサルティングファームとして、経営戦略立案から、戦略実現のための業務コンサルティング、IT導入・運用までの一気通貫のサービスを提供し、お客様の変革実現への挑戦を支援してきました。また、日本企業のグローバルビジネスの拡大に伴い、海外拠点の整備を進め、海外パートナーとの提携も強化しています。

財務経理部門においては、紙の帳票を使った手作業の多さが課題となっていましたが、コロナ禍により業務変革の機運が一気に高まりました。また、自社のグローバルビジネスの拡大に対応するために、コンプライアンスの遵守や決算品質を維持しながら、本社経理を主軸としたグローバル経理体制の構築が求められるなど、質・量ともにレベルアップを図っていくことが急務となっていました。

こうした課題を解決するために、財務経理部門では業務をデジタル化し、組織全体のナレッジを蓄積するプラットフォームの構築が必要と判断し、請求業務や入金業務などの財務経理のオペレーション全般を効率化したい現場の視点と、グローバルでの業務の可視化と標準化を目指すマネジメント視点の両方のニーズを満たすソリーションとしてBlackLineが採用されました。

【BlackLineの導入ステップと効果】

BlackLineの導入は以下の3つのステップで進められました。初年度のベースになる部分の開発ではBlackLineに知見のある社内のコンサルタント部門の協力を得ながらも、実業務への展開は財務経理部門主導でプロジェクトを進めてきました。

1stステップ:タスク管理の導入

2021年6月から実装を開始したタスク管理モジュールの導入では、それまでのBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)活動で財務経理業務のタスクが整理されていたこともあり、わずか2か月後の2021年8月に運用を開始。これまではベテランの経験知に依存していた業務の属人化が解消され、進捗状況が可視化されることで業務品質が向上しました。また、早期の成功体験によって、導入プロジェクトの次のステップに高いモチベーションをもって臨むことができました。

2ndステップ:仕訳入力とマッチングの導入

2021年後半から2022年前半にかけて仕訳入力とマッチングの2つのモジュールを導入。仕訳入力モジュールの活用で紙伝票ベースの運用を廃止するとともに承認権限の再整理を行い、債権の入金消込業務にマッチングモジュールを利用することで、現場のオペレーションが効率化されました。これまでは毎月の最終営業日に集中する大量の入金を短期で一気に処理するために数人がかりでも毎月末残業が発生していましたが、入金消込処理の自動化により、約70%の大幅な工数削減を実現しました。その結果、残業が不要になったばかりでなく、特に判断が難しい入金のチェックのみの対応となったため、幅広い人材の有効活用につながっています。

3rdステップ:勘定照合と差異分析の導入

2022年度に勘定照合と差異分析の2つのモジュールの導入がスタート。決算での照合業務や前払費用の費用化処理などの効率化や標準化を実現しています。

【今後の展開】

アビームコンサルティング本社の財務経理部門ではBlackLineの活用方法の高度化と適用範囲の拡大に取り組みながら、今後は海外子会社への横展開を進める予定です。海外拠点を含めたグループ全体の財務経理の業務プロセスを標準化し、一元化することで、目の前の効率化だけでなく、アビームコンサルティングが将来目指す姿に追随するサステナブルな財務経理を目指します。

アビームコンサルティング株式会社 財務経理ユニット ダイレクター 中川仁氏は次のように述べています。

「会社の持続的な成長を支えるためには、ナレッジの集中と属人的業務の徹底的な排除、プロセス標準化によるガバナンス強化、高付加価値業務へのシフトが不可欠です。当社では、定量的な業務削減を図りながらも、それ以上に10年後の経理組織に何を残すべきかという視座から、経理部門の在り方自体のアップデートを期待し、BlackLineを導入しました。当社経理の新たな業務基盤として、環境変化・リスクに迅速に対応できるサステナブルな組織作りを加速してくれるものと確信しています。」

ブラックライン株式会社 代表取締役社長 宮﨑盛光は次のように述べています。

「会社の成長戦略を支えるアビームコンサルティング様の財務経理の業務基盤としてBlackLineを幅広く導入いただき、さらに短い期間で成果を上げられていることを大変嬉しく思います。今後の財務経理業務のさらなる高度化と海外拠点への展開に向け、これからも、世界標準の財務経理業務のプラットフォームとサポート体制を整え、アビームコンサルティング様の変革に貢献して参ります」

【アビームコンサルティング株式会社について】 

アビームコンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約 7,000 名のプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、パブリックなどの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。アビームコンサルティングは、企業や組織とともに新たな未来を共創し、確かな変革に導く創造的パートナーとして、企業や社会の変革に貢献します。

ホームページ:https://www.abeam.com/jp/

 

【ブラックラインについて】

ブラックラインは経理業務プロセスの可視化、標準化、自動化、統制強化を実現する経理業務変革プラットフォーム「BlackLine」を提供しています。世界130か国以上、4,100社の企業、350,000を超えるユーザーに利用されており、特に決算業務を中心に、既存の会計システム等でカバーされない手作業をデジタル化することで、経理人材のスコアキーパーからビジネスパートナーへのシフトを支援します。また如何なる環境でも持続可能かつリアルタイムにグループ全体の経理データが可視化されることで、ガバナンス強化や経営の意思決定の迅速化に貢献します。詳しくはwww.blackline.jpをご覧ください。