エイチワン、経理DXを推進し、経理業務の高度化と 内部統制強化を実現する業務基盤として、ブラックラインを導入
エイチワン、経理DXを推進し、経理業務の高度化と内部統制強化を実現する業務基盤として、ブラックラインを導入
〜経理オペレーションの標準化と可視化で、決算の早期化とグループの会計ガバナンスの向上を図る〜
クラウド型経理業務変革プラットフォームを提供するブラックライン株式会社(日本法人:東京都港区、代表取締役社長:宮﨑盛光、以下「ブラックライン」)は、株式会社エイチワン(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長執行役員:真弓世紀、以下「エイチワン」)が、同社の経理業務の高度化と内部統制強化を実現する業務基盤として「BlackLine」を導入したことを発表します。
導入の背景
エイチワンは、コアテクノロジーとしてプレス加工技術に強みを持つ企業です。自動車の車体フレームの開発・生産を主力事業として、国内のみならず世界にネットワークを広げ、グローバルな供給体制を確立しています。⾃動⾞産業は現在、100年に⼀度と呼ばれる⼤変⾰期にあり、エイチワンを取り巻く事業環境は大きく変化しています。エイチワンではこうした急速な変化にも即応しながらゆるぎない成長を遂げていくための長期ビジョン「2030年VISION」及び中期経営計画「Change 2027」を定め、現在、ビジネスポートフォリオと事業構造の転換を進めています。
経理部門においては、グループの経営基盤の強化を目指して2023年3月に導入を開始したOracle Cloud ERPにより、会計データの標準化とスピード化に一定の効果はあったものの、決算業務を中心にExcelを用いた手作業が依然として多く残り、また、海外現地法人での決算処理の遅延など、海外現地法人を含めた決算業務の標準化と進捗状況の可視化が大きな課題となっていました。
BlackLine導入の狙い
エイチワンでは、これらの課題を早期に解決し、ERPの効果を最大化するためには、ERPを補完するクラウドソリューションの導入が効果的と判断し、2023年9月にBlackLineの導入を決定しました。BlackLine導入の主な狙いは以下の通りです。
①決算業務の標準化
ERP導入後も残る手作業やアナログな承認プロセスをデジタル化し、属人化の解消と決算の早期化を実現する
②決算の進捗状況の可視化
グループ会社も含めた決算の進捗状況を可視化することで、親子間のコミュニケーションコストを最適化し、万が一の際にも迅速なサポートとリカバリーが可能な体制を構築する
③ERP効果の最大化
ERPのリアルタイム統合の効果を最大化するために、ERPの標準プロセスを活かした上で、①②を実現する
プロジェクトのスケジュールと期待効果
・導入モジュール:仕訳入力、タスク管理
・導入スケジュール:
-仕訳管理:2023年10月~2024年2月
-タスク管理:2024年11月~2025年3月
・期待効果:
-個人のスキルやナレッジに依存し過ぎない仕事の進め方と情報共有、ならびにコミュニケーションプロセスの確立
-人を作業や二度手間から解放し、思考や判断、創造的業務へリソースシフトさせるための業務基盤の整備
-上記を実現する中での決算品質、内部統制の強化
-監査のための資料準備や問合せ対応などの監査対応業務の効率化
-ナレッジやノウハウの形式知化による、異動や退職の影響の最小化
なお、今後の展望として、BlackLineへの習熟度を高め、導入効果の最大化を図るとともに、グループ会社の決算業務の標準化とグループガバナンスの強化を狙いとして、海外現地法人へのBlackLineの導入を検討していますが、時期は未定です。
株式会社エイチワン 事業統括本部 経理財務担当役員 宮本泰二 氏は次のように述べています。
「現在、自動車産業は大きな変革期を迎えています。当社においても、変化に迅速かつ柔軟に対応できる経営管理体制の構築が求められており、自社の経営状態や財務状況を、リアルタイムに把握することの重要性が増しています。
そこで、経営状況を可視化するためにERPの導入を進めてきましたが、ERP導入の効果を最大化し、経理業務のさらなる高度化を実現するには、決算業務を中心に手作業への依存が高い経理オペレーションの抜本的な効率化が大きな課題となっていました。
BlackLineは“ERPを補完し、ERPの周辺に残る経理の手作業をデジタル化し、ERPの価値と経理人材の価値を最大化する”というコンセプトが当社のねらいと一致し、採用を決めました。
今回の導入プロジェクトを足掛かりに、デジタルを活用した新しい経理業務の進め方を定着化させ、今後の経理業務の高度化とグループの経営管理体制の強化を加速させるために、BlackLineには、国内外の先進的なユーザーによって培われた業務プロセスとノウハウに加えて、これからも継続的なサポートを期待しています。」
ブラックライン株式会社 代表取締役社長 宮﨑盛光は次のように述べています。
「エイチワン様が、経理業務の基盤としてBlackLineを採用し、稼働したことを大変嬉しく思います。ERPとBlackLineの組み合わせは、新システムへの円滑な移行とともに業務の効率化と統制強化を実現し、経理部員一人ひとりに、より付加価値の高い業務に集中できる環境を提供することで、経理部員が持つポテンシャルを最大限に引き出します。これからもエイチワン様の経理部門の人材価値の最大化と経理業務の高度化に貢献してまいります。」
【BeyondTheBlack Tokyo 2025 登壇のお知らせ】
エイチワンは、2025年8月27日(水)・28日(木)に開催するブラックライン主催グローバルカンファレンス「BeyondTheBlack Tokyo 2025」に登壇予定です。BlackLine導入時の取組みや今後の展望についてお話しいただく予定です。イベントの詳細および参加お申し込みは、下記よりご確認ください。
【株式会社エイチワンについて】
エイチワンは、車体フレームの開発・生産を主力事業とし、世界中に供給体制のネットワークを広げるグローバルカンパニーです。最先端の研究開発から、プレス加工技術・溶接技術を駆使した量産までの一貫体制で、車と社会の課題解決に挑んでいます。2024年5月からは新中期経営計画「Change 2027」を掲げ、車体フレームの開発・生産で培った加工技術とノウハウを基に、顧客の多様化と事業の多⾓化を積極的に展開しています。
【ブラックラインについて】
ブラックラインは経理業務プロセスの可視化、標準化、自動化、統制強化を実現する経理業務変革プラットフォーム「BlackLine」を提供しています。世界130か国以上、約4,400社の企業、390,000 を超えるユーザーに利用され、日本国内でも100社以上に導入されています。特に決算業務を中心に、既存の会計システムなどでカバーされない手作業をデジタル化することで、経理人材のスコアキーパーからビジネスパートナーへのシフトを支援します。また如何なる環境でも持続可能かつリアルタイムにグループ全体の経理データが可視化されることで、ガバナンス強化や経営の意思決定の迅速化に貢献します。詳しくはwww.blackline.jpをご覧ください。
【ご参考:BlackLineを構成する6つのモジュール】
