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ブラックライン、AIエージェント機能を拡張し、将来を見据えた経理財務オペレーションの変革を加速

ブラックライン、AIエージェント機能を拡張し、将来を見据えた経理財務オペレーションの変革を加速

信頼性が高いユーザー制御AIをBlackLineのプラットフォーム全体に組み込み、CFO組織が業務を合理化し、インサイトを引き出し、自律的に機能する経理財務部門へと自信を持って移行できるよう支援

ブラックライン(BlackLine Inc.)は、本日、将来を見据えた経理財務オペレーションの強化というビジョンの実現に向けて、新たなエージェントを含むAI機能の継続的な拡張を発表しました。「記録から報告(Record to Report)」から「請求から入金(Invoice to Cash)」に至るまで、あらゆる主要な経理財務ワークフローにAIが組み込まれたことで、BlackLineは経理財務部門がリスクを軽減し、意思決定を加速させ、リアルタイムの財務インテリジェンスを広範囲に獲得することを可能にします。

正確性、効率性、そしてインテリジェンスの原則に基づいたBlackLineのAIイノベーションは、スピード、正確性、コンプライアンスにおいて測定可能な成果を提供しながら、人間による重要な意思決定を「置き換える」のではなく、「強化する」ように設計されています。

ブラックラインの共同CEO兼取締役会長であるオーウェン・ライアンは次のように述べています。

「20年以上にわたり、ブラックラインはCFO組織にとって信頼できるイノベーションパートナーであり続けてきました。当社独自のAIアプローチは、データの完全性を損なうことなく、お客様が価値実現までの時間を短縮し、より賢明な意思決定を行うことを支援します。CFO組織は信頼の上に成り立っており、信頼はクリーンで信頼性の高いデータから始まります。当社は、データ品質を源流で確保することにより、CFOが迅速に、正確性と信頼性を持ってリーダーシップを発揮できるよう支援します。」

CFO組織のために設計されたAI

AIエージェントを含むBlackLineの拡張AI機能は、BlackLineプラットフォームにネイティブ統合されており、「記録から報告」、そして「請求から入金」という主要なプロセス全体にわたって自動化とインテリジェンスを提供します。BlackLineを活用するお客様は、経理財務プロセス のあらゆる段階で、すでにAI主導の価値を実現しています。

  • 価値実現までの時間短縮:AIエージェントが生の財務データを経営層が活用できるインサイトに変換し、即座にレポートを作成して重要なトレンドを浮き彫りにすることで、戦略的なアクションを促進します。
  • より少ない労力でより多くの成果: AIエージェントが手作業を削減し、自動化された財政状態及び経営成績の検討と分析など、付加価値の高い成果をもたらします。
  • 人に出来ないことをする: BlackLine AI は、今日の複雑な経理財務エコシステムをナビゲートするために構築されており、膨大な量の仕訳データの異常検知など、人間のスケールを超えた機能を提供します。

BlackLineのプラットフォーム全体にわたるAIを活用したイノベーション

BlackLineのAIとエージェントエクスペリエンスは、実績のある自動化とワークフローの基盤の上に構築され、「記録から報告」、「請求から入金」までの機能全体にわたる経理財務の課題に対応します:

  • Blackline Platform
    • ドキュメントの記述と要約: ドキュメントの内容を自動的に要約し、サポート機能を向上させ、コンプライアンスのギャップを減らします。
  • 決算プロセス管理(Financial Close)
    • 仕訳リスク分析: 膨大な仕訳データから異常を検出し、潜在的な監査リスクを浮き彫りにします。
  • 連結と財務分析(Consolidation & Financial Analytics
    • 自動差異分析と注記作成: 勘定残高の差異に関する説明と財務報告の注記の1stドラフトを作成します。
    • 要約エージェント: 財務諸表を簡単に要約し、生の財務データを経理財務部門のための実用的なインサイトに変えます。
  • 関係会社間取引管理(Intercompany
    • 関係会社間取引予測ガイダンス:関係会社取引のエラーを、元帳に記録される前に防止します。
  • 請求から入金(Invoice-to-Cash
    • AR支払予測: 機械学習を活用して顧客の支払い行動を正確に予測し、キャッシュフロー管理の精度を向上させます。

ブラックラインの最高技術責任者(CTO)であるジェレミー・アン氏は次のように述べています。

「当社のビジョンは、世界のあらゆる企業に自律的な経理財務機能をもたらすことです。私たちは、自動化の域を超え、お客様がより迅速に予測、決定、行動できるよう支援するエージェント型AIを開発しました。データは新たな通貨であり、信頼できるインサイトがすべてです。可視性、統制、監査対応性を核とする当社のAIは、大規模なインテリジェンスを提供します。世界的な調査・アドバイザリー会社のフォレスター社が最近発表した『2025年のAR自動化に関するトップAIユースケースに関するレポート』における当社のARインテリジェンスへの評価は、当社のアプローチの強さを裏付けるものと確信しています。」

今後の展開:近日リリース予定のAIエージェント機能強化

ブラックラインは、今後数ヶ月以内に利用可能になるAIおよびAIエージェントエクスペリエンスのポートフォリオへの投資を継続しています。

  • マッチングエージェント(Matching Agents):新しい突合ルールの提案や既存突合ルールの改善により、トランザクションの突合プロセスを迅速化し、精度と透明性を向上させます。
  • 差異異常検出エージェント(Variance Anomaly Detection Agent):リアルタイムで差異と異常値を自動的に検出し、差異の説明を提案します。
  • 送金データ処理(Remittance Processing):請求書テンプレートの設定なしに送金データを抽出し、シームレスな入金処理を可能にします。
  • 要約・翻訳エージェント(Summarization & Translation Agents): AIが生成した要約と多言語翻訳により、債権管理(AR)の効率を高めます。

BlackLineのAI機能と、それがどのように未来に対応した経理財務をサポートするかについての詳細は、以下をご覧ください。

https://www.blackline.com/why-blackline/blackline-ai/

本プレスリリースは2025年5月8日(現地時間)に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで発表したプレスリリースの日本語版です。原文はこちらをご参照ください。

【ブラックラインについて】

ブラックラインは経理業務プロセスの可視化、標準化、自動化、統制強化を実現する経理業務変革プラットフォーム「BlackLine」を提供しています。世界130か国以上、約4,400社の企業、390,000 を超えるユーザーに利用され、日本国内でも100社以上に導入されています。特に決算業務を中心に、既存の会計システムなどでカバーされない手作業をデジタル化することで、経理人材のスコアキーパーからビジネスパートナーへのシフトを支援します。また如何なる環境でも持続可能かつリアルタイムにグループ全体の経理データが可視化されることで、ガバナンス強化や経営の意思決定の迅速化に貢献します。詳しくはwww.blackline.jpをご覧ください。