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CIOが自社の経理財務の変革にBlackLineを採用する6つの理由

※本ブログ記事は、US本社が2024年12月4日に発行したBlackLine Blogの日本語翻訳版です。原文はこちらをご覧ください。

近年、CIOの役割は、テクノロジーを管理することにとどまらず、企業全体の戦略的価値を推進することが期待されています。そして、この変革において特に重要な分野のひとつが、経理財務の領域です。

このCIOの役割に対し、BlackLineは経理財務領域での最適なソリューションの選定を支援し、プロセスを最適化し、財務情報におけるインサイトを強化し、ビジネスの成長に直接貢献する絶好の機会を有しています。この分野での正しい選択とは、業務を効率化するだけではなく、企業がデータドリブンで意思決定を行い、競争優位を獲得できるようにすることです。

BlackLineは常にCFOに支持され、経理財務の変革に貢献してきましたが、その舞台裏では、CIOもBlackLineのテクノロジーを支持してきました。

では、なぜ、CIOがBlackLineを支持するのか、その理由を見ていきましょう。

1.世界最高水準のセキュリティ

新しいベンダーを審査する際、多くの企業は調達プロセスのかなりの部分を技術的な審査とセキュリティの審査に費やします。IT部門はそのすべてを詳細に調べる必要があり、ベンダーが認証情報やセキュリティ、データ、プライバシー、事業継続性などの証明書をすぐに提出できない場合、調達プロセスはさらに長引きます。

BlackLineは、包括的かつ柔軟で拡張性のあるソリューションを提供し、企業の未来に対応した経理財務の変革を支援するベンダーとして、顧客のプロセスとテクノロジー戦略の重要な一部を担っていることを強く認識しています。他のベンダーがデータセキュリティに関する最低限の要件を満たしているのに対し、BlackLineはSOC1、SOC2、ISO 27001(ISM)、ISO 27017(クラウドセキュリティ)、ISO 27018(クラウドプライバシー)、ISO 27701(プライバシー情報管理)など、他社を上回る認証や証明書を取得しています。

※当社のセキュリティ、ベストプラクティスに関する詳しい情報はこちらのブログをご覧ください:「会計ソリューションを購入する際のデータセキュリティの重要な役割」

2.SAP社とのパートナーシップ(Solex Partnership)

ソリューションの信頼性に関して言えば、IT 部門が新しいシステムやソフトウェアを調査するとき、他にどの企業がそのソリューションを使用しているかを調査することがよくあります。他社のCIOに「あなたの会社ではそのソリューションを導入していますか?」と尋ねるかもしれませんし、信頼する企業がその特定のソリューションを使用しているか確認することもあるでしょう。

そして、あるベンダーが、信頼する企業においてプレミア・ベンダーとして優先されていることを知ると、そのベンダーと提携する十分な理由があるはずだと注目します。BlackLine と SAP の関係は、まさにこの状況に該当します。

SAPソリューションエクステンション(Solex)とは、SAPがプレミアム認定するサードパーティのソリューションで、SAPが自社で機能開発する代わりに、パートナーのソリューションを再販します。BlackLineはRecord-to-Report(記帳から報告)の分野で唯一のソリューションエクステンションパートナーであり、SAPは当社のFinancial Close Manegement(決算プロセス管理)とIntercompany(関係会社間取引管理)を再販しています。BlackLineは毎年、テスト、検証、プレミアム認定を受けており、BlackLineのソリューションの品質は、SAP社から保証されています。

こうしたSAPとの強力なパートナーシップは、BlackLineとSAPのソリューションの統合や相互運用性に関して心配する必要がないことを意味します。もし私が、SAPを活用している企業のCIOなら、このおかげで夜もぐっすり眠れることでしょう。

また、SAPは自社の経理財務プロセスにBlackLineを活用しており、その事実はBlackLineの信頼性をさらに高めるものと言えます。

3.接続性と相互運用性

BlackLineはSAPだけでなく、多くのテクノロジーやビジネス、経理財務のエコシステムに適合します。

BlackLine は SAP やその他多くの企業と戦略的パートナーシップを結んでおり、様々な ERP に対応するコネクタを予め用意しています。重要なのは、BlackLineのプラットフォームは ERPに依存しないため、SAP以外の他の多くのERPや会計システムと柔軟に連携することができるということです。

なぜそのことが重要なのでしょうか? CIOは、TCO(Total Cost of Ownership)にはソフトウェアのサブスクリプションや導入だけでなく、他のシステムとの統合にかかる隠れたコストがあることを、誰よりもよく理解しているからです。このコストはテクノロジーに関する意思決定を行う際に無視されることがよくありますが、時間の経過とともに増加し、長期的な問題につながります。

今日の経理財務プロセスは、数多くのアプリケーションや専用ソリューションで管理されています。これに、スプレッドシートの管理、電子メールの送信、伝票入力といった手作業を加味すると、経理財務部門で処理されるシステムとプロセスの複雑な関係が、さらに複雑なものになります。BlackLineは、包括的かつ柔軟で拡張性を備えたソリューションであるStudio360プラットフォームを提供し、企業全体のデータとアクティビティをシームレスに接続し、最適化することで、この複雑さに対応します。

4.迅速な導入と容易なメンテナンス

CIOやIT部門が新しいソリューションを検討する際に頭を悩ませるもう一つの大きな問題は、システムの導入や継続的なメンテナンス、アップデートに関わる労力です。

BlackLine の良いところは、IT部門とユーザー部門に両者において、導入や保守にかかる労力が少なくて済むことです。 BlackLine は実装とメンテナンスが容易であることでよく知られており、経理財務プロセスの最新化を検討している企業にとって大きなメリットとなります。

また、BlackLine は、迅速かつ簡単に実装できるように設計されているだけでなく、優れたトレーニングコースを提供しており、担当者が簡単に学習して、ツールのエキスパートになることができます。さらに、BlackLineには、長年にわたる顧客への導入によって培われたビジネスロジックとベストプラクティスが、すぐに利用できる形で予め組み込まれているため、システムの設定に費やす時間を削減し、プロジェクトのメンバーは、システム導入の成果を上げることに注力することができます。

BlackLine のプラットフォームはデータとプロセスを統合し、信頼できる一意の情報を提供し、この一元化によってメンテナンスが簡素化され、企業全体での一貫性が確保されます。そして、クラウドベースのソリューションであるBlackLineは、ビジネスやITサイドからの大幅なダウンタイムや手動介入を必要とすることなく、新機能や改良を加えて継続的にプラットフォームを更新します。

5.拡張性

新しいソリューションを検討する際には、コアシステムを大幅に変更することなく、新しい機能の追加や、既存機能の変更ができることが望まれます。これは、時間の経過とともに変化する要件やユーザーニーズに適応するのに役立ちます。とはいえ、チーム全体のサポートが必要になるほどカスタマイズされ、頻繁に変更されるシステムは望ましくありませんし、ユーザー部門の変更疲れにつながる可能性もあります。

BlackLine のソフトウェアは世界でトップクラスです。しかし、さらに重要なことは、BlackLine にはベストプラクティスが組込まれ、使いやすく、問題の適切な解決方法の追求に労力を惜しまない当社の開発チームやサポートチームを、お客様が絶賛していることです。 BlackLineは経理財務のプロフェッショナルによる、経理財務のプロフェッショナルのためのソフトウェアなのです。

他ベンダーは高度にカスタマイズ可能なアプローチを提供するかもしれませんが、その結果、システムのメンテナンスが困難になることがよくあります。BlackLineでは、すぐに使える機能が非常に豊富で、目的に合わせて構築されているため、ほとんどのお客様はカスタマイズが不要だと感じています。BlackLineでは幅広いコンフィギュレーションが可能なため、カスタム開発を必要とせず、お客様固有のニーズに合わせてプロセスやロジックを設定することができます。

6.慎重にAIを取り入れる

そして最後に忘れてはならないのが、今世界で最もホットな話題のひとつであるAIです。

AIは一般的に、まだまだ発展途上であることは誰もが認めるところだと思います。しかし、AIが未来であることも認識しています。

CIOのみなさんであれば「いかに多くのタスクをAIに任せるか」ではなく「経理財務のプロセスやチームを強化するためには、何をAIに任せるのか」という思いから生まれたBlackLineのAIに対するアプローチをご理解いただけるでしょう。私たちは経理財務特有の課題を理解しており、非常に責任ある方法で AI を製品に導入しています。 私たちの目標は、信頼性やコンプライアンスのニーズに対するリスクを引き起こすことなく、真に変化をもたらす場所で AI を使用することです。

AI を使用する適切な場所とその能力に対する当社の成熟したアプローチによって、経理財務部門にさらなる効率性とインテリジェンスをもたらす AI の活用方法を追求することができます。そして、私たちは、経理財務部門がリスク管理を強化し、データをインサイトに変換し、反復的な作業を自動化できるようにソリューションにAIを組み込むことに大きな成果をあげています。

経理財務の未来はデジタルテクノロジーにかかっている

適切な経理財務ソリューションへの投資は、単なる技術的なアップグレードにとどまらず、企業の財務的な俊敏性と長期的な成功に大きな影響を与える戦略的な意思決定です。

CIOに課せられた使命は、業務効率を向上させ、ビジネス目標に沿ってイノベーションを推進することです。周辺のシステムと統合し、リアルタイムのインサイトを提供し、ビジネスに合わせて拡張できるソリューションを選択することで、企業は、迅速でより適切な意思決定を行い、リスクを削減し、データドリブンが進む世界において競争力を維持することができるのです。

経理財務の未来はデジタルテクノロジーにかかっており、私たちBlackLineは先頭に立ってお客様をリードし続けます。

<ライター>
Sumit Johar

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