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共通のシステムをグループ展開するプロジェクト 成功の秘訣|ブログ

製品経理トレンド

BlackLineに限らず、グループ共通のシステムを導入する際、ベンダーはグループ企業全体としての価値を整理し、お伝えすることを努めますが、直接提案を受ける親会社の視点での価値訴求がどうしても色濃くなることもあるでしょう。しかし、導入を進めるにあたり、グループ共通のシステムを子会社に展開するには、子会社への説明、子会社の立場で言えば「納得」というプロセスが重要です。今回のブログでは、導入担当者がグループ展開を成功させるために抑えるべきポイントをご紹介します。

BlackLineをグループ展開することの子会社へのメリット

 グループ展開を成功させるには、グループ全体にとってのメリットだけでなく、各子会社にとってのメリットの訴求も必要です。決算プラットフォーム、BlackLineの場合は子会社に対して4つの導入メリットがあります。

1)子会社の決算業務の効率化
 BlackLineのソリューションは子会社の決算業務の効率化においても、親会社と同様に有効です。多くの場合、子会社は親会社よりも企業規模は小さいですが、親会社と比べて経理人材が豊富ではなく、ITなど他部門からのサポートも限定的です。手作業からの解放という点では親会社よりも改善箇所は多いかもしれません。

2)子会社の決算業務の標準化
 多くの子会社がスキルのある人材の採用や定着化に苦労しています。海外現法であれば、なおさらです。業務の標準化は属人性を排除し、担当者が変わった場合の業務の習熟期間を短くします。また、市場に浸透しているソリューションをベースとした標準化は外部人材の採用にも一定の効果が期待できます。

3)業務品質の向上、決算スキルの向上
 デジタル化された決算プロセスは、データの誤入力や誤処理の防止、組織内でのコミュニケーションの齟齬の減少という点での業務品質の向上に加え、数字を固める作業から数字を分析し、判断する業務へのシフトという点でも業務品質の向上が促進され、経理担当者の決算スキルの向上も期待されます。

4)グループ会社間の“コミュニケーション能力”の向上
 グループ各社が同じシステムを使って業務を行うことで、お互いに同じ画面、同じデータ、同じログを見ながら会話をすることができます。言葉とメールによるコミュニケーションだけでは不十分だった部分をグループ共通の決算プラットフォーム(業務基盤)が補います。

グループ展開と定着化を成功に導く3つのポイント

 システムをグループ展開する上で、親会社から小会社への十分な説明や導入プロジェクト時のサポートが重要なのは当然ですが、それ以外にも新システムの円滑な導入や定着化に欠かせないことがあります。

1)子会社トップの事前の承諾
 これは親会社子会社の双方にとって重要なポイントです。親会社側のプロジェクトメンバーが子会社からの協力を得やすくなるというはもちろんありますが、現地トップの承諾は子会社の経理部門の方が社内の他部門からの協力を得るという点でとても大切です。ゴールに向かって関係者の「全員が前向きに」プロジェクトをスタートさせるために欠かせないポイントです。

2)運用開始後の親会社からの継続的なアドバイス、サポート
 システムは導入して終わりではありません。そのシステムを活用して子会社としてのメリット享受するために、親会社としてシステムの機能や業務プロセスに対するQAに応じるだけでなく、グループの会計方針や勘定科目の解釈などの制度面でもサポートすることも有効です。また、システムの導入時のノウハウや活用方法について親子間だけでなくグループ会社間でも情報共有できる場を設けることは、グループとしての一体感を高める上でも効果的です。

3)子会社に対する評価
 システムの機能がいかに優れていても、仕事の進め方を「変える」ということは子会社に大きな負荷を強いることになります。親会社ほど人材が豊富ではない中で納期通りに導入プロジェクトを終えることは、それだけでも評価に値します。また、新システムでの仕事が定着化すると子会社での決算短縮などの成果も見えてきます。そうした子会社側の努力の成果を、親会社として子会社に伝わる形で評価することは、新しい仕事の進め方を根付かせる上で重要なことです。

グループとしての成果を最大化するために

 連結決算の早期化やグループガバナンスの強化といったグループレベルでの目標は、親会社だけが洗練された業務プロセスを実現しても大きな成果を得ることはできません。また、子会社の納得のないまま強引にプロジェクトを進めても、一時的には成果を得られたとしても、継続的な成果は期待できません。①親会社を含むグループ各社がシステム導入のメリットをそれぞれに享受することと、②その総和を単なる足し算以上にするためのグループ全体のマネジメント、この2つの観点での取組みが必要です。
 BlackLineにはその2つの観点の両方をサポートするソリューションがあります。また、システムの導入や展開、その活用をグローバルレベルでサポートするサービスチームやパートナーがいます。

経理部門としての目標達成の行程に「決算プロセスの改善/変革」があれば、BlackLineの出番です。目標達成に向けてこれから前に進もうとされているお客様も、すでに前進中のお客様も、すでに一定の成果を上げてさらなる目標に向かって進もうとされているお客様も、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。

<ライター>

yakata.jpgブラックライン株式会社
ファイナンシャルエキスパート
屋形 俊哉